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2019年度、4月になり授業スタート。新学期がスタート!

2019年度。今年も、新年度がはじまりました。

今年は、元号も「令和」に変わる年でもあり、昭和生まれの私にしては、

より古い人間になってしまうような、寂しさもあります・・。

今回、長年講師をさせていただいている事もあり、

新入生やこれからクリエイターになる方たちに向けた記事を書こうと思います。

数えれば、かれこれ十数年ほど、福岡市の専門学校「福岡デザイン&テクノロジー専門学校」で

クリエイターの卵に、デザインを教えさせて頂いており、

毎年必ず新入生に、基礎を教える授業を担当させてもらっています。

新年度でも、新入生に教える授業では、学校ではじめて授業を受ける学生たちばかりですので、

私が教室に入ると・・、ほぼ全員が、こちらの様子を伺っています(汗)

学生さんも、まだ環境に慣れていない事もあり、おしゃべりする相手もほとんど居ないので、

全員がじっとこちらを見つめている状態になります。

そんなこんなで、こっちも多少緊張してしまいます。

因みに、一番最初の出席で、名前の呼び間違いを必ずやってしまいます。

最近は、読み方のわからない人が多くて大変です。

その後、2・3回授業をすれば、だいぶん和んでくれるようになります。

 

初めての授業では、こんな事を話します。

最初の授業はとても重要です。

それは、これから一年間行う授業の中でも、

最も話を聞いてくれる日だからです。

どんな事でも、一番最初が肝心といいますが、最初に「一発かましてやる!!」

なんて事は、行いませんw

これから行っていく授業の進め方や、皆さんが授業を受ける時の注意点、道具の使い方、

禁止事項やその理由などについても説明します。

その中でもっとも重要なのが、この授業を受ける必要性を理解してもらうことだと思っています。

授業を受ける必要性が理解できれば、モチベーションも生まれます。

主にデザイン系の授業を行いますので、これから覚えていくツールの業界での重要性。

基礎的なツールでありながら、メインツールでもある、

Adobe IllustratorAdobe Photoshopという道具がどのようなものなのか。

将来、様々な職種ではたらき、いつか独立する時に、とても役に立つ事。

これから覚えていく、DTPやWEB集客、デザイン・フォトグラフィーなどが、

会社の広報誌や商標類の作成など、ほとんどの業種で、

とても役に立っている事などを、丁寧に伝えていきます。

何よりも、グラフィックソフトウェアの習得は、基礎的な技術だけでも、

かなりの自己表現が出来るようになります。

元々絵を描くことが苦手な学生にとっても、

これまでの人生で、出来なかった事が出来るようになり、

自分自身の自由な表現が出来るようになることで、

クリエイティブな想像力も、自然と高まっていきます。

こういった話と、ITリテラシー(ネット社会についての知識や注意点)の講義を行い、

初回の授業は終わります。

パソコンが苦手、人の話を聞き取ることが苦手、クラスに馴染むことが出来ないなど、

不安でいっぱいになっている学生さんには、

授業の中で、必ず個別フォローをしっかり出来るようにしているので、

わからなくても、ついていけなくても、大丈夫だよ!と伝えることから始めています。

 

これから頑張る新入生やクリエイターの卵の方に・・

元来、ものづくりはとても楽しいものです。

また、勉強勉強と肩肘張った状態で、なかなか良いものづくりは出来ませからね。

肩の力を抜いて、笑顔で楽しい授業になるように、

笑顔と信頼を大切に、授業を行っていきます。

また、専門学校で技術を習得することは、

ただの技術的なスキルアップだけではなく、

クリエイターの基礎技術を自力で磨いていける力や、

デザイン系の学校を卒業しているという事実が、

小さくても、とても重要な、自信につながっていきます。

この小さな自信がなければ、これからクリエイターになりたい!

頑張るぞ!!という最初のスタートを切る事が、

とても高い、到底超えられないハードルに見えてしまいます。

人にもよりますが、若いうちは、自力では抜け出せないような問題を抱えていたり、

学生時代に起こりうる、様々な出来事が原因で、

学校を辞めていく選択をする人が時々います。

それは、長い人生においては小さな出来事かもしれません。

ただ、とても大きな選択肢を一つ失う事なります。

辛い時が永遠と続くと思うと、耐えられないことでも、

その日一日だけを、何とか乗り越えること、多少ダメダメでも

卒業までなんとか、踏ん張って頑張って欲しいと思います。

将来、クリエイターになりたいと思って、動き始めた時、学校での経験は、

5年後、10年後、とても大きな財産になるはずだと思っています。

今現在クリエイターの方、これから勉強してクリエイターになる方と、

この業界でいつか一緒に仕事ができる日が来たらとても嬉しいです。

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