フォトショップの代わりになる?フォトピーのご紹介
本日の記事は、我々クリエイティブに携わる人たちの必須ツール、フォトショップと瓜二つの画像処理ソフト、オンラインフォトエディターPhotopea「フォトピー」のご紹介です。画像加工やってみたいけど、フォトショップとか持ってないからな〜。という人に朗報。すぐ使えて高性能。有名な画像加工が出来るフリーソフト“ギンプ”や“ファイアアルパカ”など高性能のソフトもありますが、すぐ使いたい!フォトショップが良い!という人にはおすすめです。
Photopea[フォトピー]の説明
このソフトは、無料である事もびっくりなのですが、URLを入力し、ブラウザでアクセスするだけでソフトは使用する事が出来ることです。
アクセス時に、英語表記になっているため、日本語に変更する必要があります。
方法は簡単です。上の方のバーにある【More】を選び、【Language】から、様々な言語が選べますので、日本語も選びます。日本語になれば、全ての機能は日本語表記になります。
機能について
色々と触ってみましたが性能は悪くはありません。●画像の明るさ調整 ●ぼかし等フィルタ ●切り抜き・合成 ●レイヤーの描画モード ●レイヤースタイル ●パスの機能 ●各種マスク機能 等など、かなりの機能が使えます。基本的な操作ならフォトショップと同様の作業も可能です。ブログヘッダーやWEBサイトのタイトルデザイン、簡単なレイアウトすら可能です。フォトショップのファイル形式である“PSD”で自分のパソコンにファイルを保存する事もできますので、フォトショップで作業を引き継ぐことも可能です。
インターフェースもそっくり!
AdobePhotoshop[アドビフォトショップ]との比較
実際に長年慣れ親しんでいるフォトショップと同様に使えるのか、試してみた感想です。
まず、ショートカットやメニューの位置、多くの機能の名称まで、フォトショップとかなりの部分が同じというコピー具合。フォトショップを使っている人にとっては、最高に使いやすく感じます。選択範囲やレイヤー、フィルターにいたるまでそっくりそのままです。
しかし、やはり比べてしまうと劣化版である事は否めません。
具体的なで短所
- 各ツールは基本的な作業は出来るが、高度な画像加工はやはり難しい。
- フォトショップのようにインターフェースを自由にカスタマイズする事は出来ない。
- テキストの自由度が低く、日本語の文字入力に難がある。1書体使う度にダウンロード時間がかかる。
- 作業の反応が時々悪くなる。おそらくオンラインのため。
- 右端に広告と、上部にはブラウザのタグやメニューがあるため画面が小さくなる
- 画像加工のみが利用できるだけで、フォトショップの様々な特殊機能は使用できません。
しかし、最大の長所としては、
- 全てが無料である事。
- フォトショップと操作性やインターフェースの基本が同じである事。
- PSDやjpegなど、ほとんどの画像書き出しが可能。
- ラーニングやオシャレなテンプレートが使える。
これだけでも、大変利用する意味があります。フォトショップは現時点で最高レベルの画像処理ソフトでもあります。それと同等に近い機能を無料で提供できている事。これはすごい事だと思っています。
趣味でフォトショップを使っているユーザーにとっては、バージョンがCC[クリエイティブクラウド]になり、サブスクリプション[月額制]になった現在では、年間数万円の出費が毎年発生するため、大変厳しいものです。こういったフリーソフトはライトユーザーにとって大変助かりますね。
また、フリーソフトでグラフィックに慣れてから本格的な作業に移行する際、使い方が同じであるこのツールはとても良いツールではないかと思います。
無料ですので、今まで画像処理をやった事がない方でも試しに触ってみて下さい。
このブログでは、デザイン講座も掲載していますので、このツールを使って勉強することも出来ると思います。
※デザイン講座は2020年5月時点では配信はまだ途中段階です。具体的な技術講座はもう少し先になると思います。
本日はフォトピーのご紹介でしたが、まだまだ役に立つツールは沢山ありますので、また機会があればご紹介いたします。
Photopea[フォトピー] https://www.photopea.com/
編集後記
メインツールとして、AdobePhotoshopやAdobeIllustratorを使っている関係で、グラフィック系のフリーソフトとは無縁でしたので、実際はそんなに詳しくないのですが、このソフトを見つけた時は驚きました。フリーである事と、オンラインエディターであるため、ブラウザですぐに使える気軽さで、必要最低限の機能が使え、フォトショップとの互換性が抜群だった事です。
このソフトがとても気に入った理由は、私が専門学校で教えている学生さんで、自宅のパソコンにフォトショップを持っていない人も多く、これがあれば自宅学習が出来ますので、喜んでおすすめできる事でした。
行く行くはこのツールを使ったオンラインでのレクチャーも可能かも知れません。色々と構想が広がります。
このブログは毎日更新しています。何かコメントがございましたらいつでもSNS等でご連絡ください。
フォロー・ご連絡はこちら→メインTwitterアカウント
AdClip[アド・クリップ]
代表 大津山 倖雄
クリエイティブディレクター
アートディレクター
Webディレクション、イラストレーション他、専門学校講師
1973年生まれ。福岡市で広告企画・制作に携わり30年以上。大手広告代理店の下請け会社で、グラフィックデザイナーを経験。その後、福岡の制作会社や広告代理店勤務を経て、平成18年4月に退職し、19年には個人事務所として独立。同時期、福岡デザイン&テクノロジー専門学校(旧 福岡コニュニケーションアート専門学校)にて講師契約。現在は、グラフィックデザイン、イラストレーション、WEBデザイン、WEBマーケティングに携わり、様々なクリエイターと共に制作を中心に業務を行っている。