MacとWindowsのキーボードを比較してみた。
今回は、毎日毎日、最も長時間触り続けているパソコンのキーボードについての話です。
私が初めてキーボードを触ったのは、学生時代に使った“ワープロ”でした。現在のエンターキーが、「実行」と日本語で一番右下に収まっている。渋いキーボードです。
WindowsとMacintosh(Mac)のキーボードの違い
Windowsキーボードは、一般的に“黒”色が多いですね。昔はベージュやねずみ色が多かったんですが、時代の変化です。
また、よく利用するキーとして、Ctrl キーや、Alt キーなど、Windows独自の重要キーがあります。
アプリケーションでのショートカット利用には欠かせない、キーですね。Windowsキーも、スタートメニューを出したり、色々使いみちがあります。
慣れてしまえばこの配列で全く問題ありません。
▲一般的なWindowsの配置としては、Ctrl コントロールキーとWindowsキー、 Alt オルトキーといった感じです。
▲それに対して、Macintosh、いわゆる“Mac”を使用する場合、 option オプションキー、 command コマンドキー と並んでいます。
ここが違う所ですね!
しかし、機能としては共通だったりします。
Ctrl キーは、Macの場合は、command キーになり、
Alt キーが、Macの場合は、 optionキーとなっています。
しかし、配列に難ありです!
普段、WindowsとMacの両方を使っているのですが、この2つのキーの一を見てみると、
“位置が逆!!” です。
位置が逆であるという事は、普段、どちらも使っている私にとっては、
非常に扱いにくい。
Windowsに慣れてきた頃に、Macで逆になり、使いにくいと感じます。
また、Macで慣れてきた頃に、Windowsで作業すると、使いにくいと感じます。
MacとWindows、どちらのキーボードが使いやすい?
と聞かれても、長年両方のキーボードを使っていますが、どちらが良い、悪いは全くありませんね。
正直どっちでもいい(笑)
そして、結局どちらにも慣れないという状況です。
これは、納得が行かない問題ですが、いまさら世界標準を変えるなど無理な問題です。
そして、慣れるしか無いので、何だかんだと10年以上交互に使い続けて、最近、やっと間違えずに、無意識でキーボードを使い分けるようになりました。
因みに、Macで、Windowsのキーボードを使ったり、その逆も、実際にやってみると問題なく使えました。
最近では、両対応と名乗る、キーボードも出ており、
キーに両方のマークの入っているものがあります。
昔の分厚いキーで、カシャカシャと入力していた頃から、現在のパチパチ入力する、薄いキーが主流になってきました。
そして、一時期、Macなどで“バタフライキー”が採用され、ますます薄っぺらで跳ね返りの少ないキーが主流となってきましたが、
最新のMacBook Proでは、一つ前のシザーキーに戻るのだそうです。
長年ユーザーが訴えた事により、変更になったもののようですね。
これによりキーは厚くなりますが、静音性もあがり、何よりタッチ感がよくなると言われています。
デザイナーならテンキー付きのキーボードを選ぶ
▲Macなどとは無関係に、テンキー付きのキーボードを必ずセレクトします。またはテンキーを別途購入しています。
テンキーを使うと、アドビイラストレーターの使用時に、沢山のショートカットが使えます。
何より数字や企業の入力が段違いに良くなりますからね。
▲私が最近使っている、Bluetooth を使ったテンキーなどは、一部ショートカットには使えませんが、通所のテンキーであれば簡単なショートカットや、数字の入力に絶大な威力を発揮します。
Macの画面には、右側に電卓が表示出来るので、テンキーを使えば、請求書や見積書の計算や入力が劇的に早くなります。
数値入力で、多くのデザインをする私のようなデザイナーは、テンキーは重要なツールとなっています。
キー入力方法。ブラインドタッチの話。
キーボードと言えば、ブラインドタッチの話をしなくてはなりませんね。
ブラインドタッチとは、手元を見ないで、キー入力をする技術です。
ホームポジション(決まった指の位置)をしっかり守り入力すると、
文字の打ち間違いも少なくなり、入力スピードが大幅に高くなるというものです。
ブラインドタッチでは、最速で人がしゃべるスピードと同等の入力スピードを出せたりします。
私の場合、若い頃Macに入っていた「特打ち」というガンマンのタイピングゲームで覚えた記憶がありますが、あれば傑作でした。
ゲームなのに、仕事中にタイピングの勉強です!と言って、暇な時は遊んでいたら本当に入力が早くなり効率があがりましたからね。
ブライドタッチをまだ使えない人は、一度今の入力技術を捨てる事になるため、大変面倒だとは思いますが、
ホームポジションを守り、手の動かし方をしっかり覚える事で最終的には大幅にレベルアップします。
手元を見ないという事は、画面に表示される文字を見ながら打てるということですので、当然、文字の入力ミスは大幅に少なくなります。
手元も、ずっと固定状態ですので、いちいちキーを探したり、目を動かす必要がないため、大幅に手間が少なくなります。
そうやってスピードも上がっていきます。
ネットは文字の世界です。キー入力のスピードは今後、武器となりますね。
最後に
本日はキーボードという当たり前に存在するものをテーマとましたが、これは実はすごい発明だと私は思っています。
まず、人間の思考や言葉を、文字に書き記していきますが、その言語は、キーボードを使わねば、デジタル化できません。
その他の入力ツールもありますが、キーボードほど、効率的で誤変換も少なくテキスト入力が可能なツールは今の所無いですね。
テキスト文字は、現代のネットワークの上では、とても重要になってきました。
人の思考をデジタルの世界で表現するのに適しているんでしょうね。
そして今日も、パチパチやりながらお仕事頑張ります。
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代表 大津山 倖雄
クリエイティブディレクター
アートディレクター
Webディレクション、イラストレーション他、専門学校講師
1973年生まれ。福岡市で広告企画・制作に携わり30年以上。大手広告代理店の下請け会社で、グラフィックデザイナーを経験。その後、福岡の制作会社や広告代理店勤務を経て、平成18年4月に退職し、19年には個人事務所として独立。同時期、福岡デザイン&テクノロジー専門学校(旧 福岡コニュニケーションアート専門学校)にて講師契約。現在は、グラフィックデザイン、イラストレーション、WEBデザイン、WEBマーケティングに携わり、様々なクリエイターと共に制作を中心に業務を行っている。