【実体験】禁煙についての話。 タバコの恐ろしさとニコチン依存からの 脱出方法について。

禁煙についての話。喫煙の怖さや禁煙方法の話

飲酒運転など飲酒についての話が話題になっていますが、依存症という点では、アルコール以上の依存性のある合法の薬物がたばこです。実際に禁止薬物と同等の依存性があると言われています。

たばこについては、いつか記事にしようと思っていた事の一つです。たばこは、私の母親が病気になるきっかけとなった可能性が高く、最終的には脳梗塞を発症し、もう吸わないように言ってたのですが、発病後も自分でたばこを購入して吸っていたようで、それから10年と経たずに寝たきりになってしまいました。年齢も60代でした。
精神的に弱く依存性の高い人ではありませんでした。若い頃から男勝りで女手一つで私と兄を育ててくれた人でした。
しかし、昭和の時代は、男性ばかりの職場で当たり前にたばこを吸う習慣が身につき、ニコチン依存となってしまったようです。

今回は、このニコチン依存症のおそろしさや、悪魔のささやき、そして脱出方法についてお話したいと思います。

 

依存症になるきっかけ

私の話になりますが、
最初のステップは、高校卒業し大学生時代にアルバイト先の先輩に勧められ、たばこを吸うようになりました。たばこは興味がなかったのですが、先輩が面白がって吸わせていた事で、たばこの吸い方を覚えてしまったのが要因の一つでした。
次のステップでは、交通事故で入院していた時期に、当時はインターネットも無い時代で暇を持て余し、同室に入院していたおじさんに誘われて自分でたばこを購入して吸うようになった事でした。
そして、退院後、家族もたばこを吸う習慣があった事です。この頃、母や兄も喫煙者でしたので、たばこを吸う事へのハードルは低かったと思います。

当時の世の中は、たばこを吸う事に比較的肯定的で、喫煙者の割合もかなり高かったと思います。バスや電車での喫煙もまだ残っていた頃ですね。
ちなみに子供時代は映画館の椅子にも灰皿がありましたね。

そして、就職しデザイン事務所で働くようになったのですが、当時の会社は仕事が忙しく、休憩がてら喫煙するのが習慣となっていたようです。別の会社では、たばこを吸いながらパソコン作業をしていたぐらいでした。

25歳ごろ、たばこの本数がかなり増えてきた事で、朝は体調が悪く、吐き気や味覚障害が出るようになっていました。また、ナチュラルメディスンという本を読み始めた事がきっかけで、何度も禁煙にチャレンジするようになりました。

が、一度依存症になったらそう簡単に抜け出せない状態でした。

 

喫煙のきっかけまとめ

1.先輩の誘い→好奇心から少しだけ吸ってみる。吸い方を教わる。
2.自分で購入する。たばこを吸うと大人になったような気がした。
3.仕事のストレスなどで、たばこが習慣化する。
4.やめたいと思ってもすでに遅くやめられなくなっていた。

私の禁煙方法にについて

普通にたばこを止めると言い、我慢をはじめますが、数時間した程度で、たばこの自動販売機の前に立っている。というしまつです。何度かチャレンジしますが、似たようなもので、到底不可能と思え、諦める結果となっていました。

しかし、やめるための方法をどこかで聞いたのか、調べたのか、わすれましたが、ニコチン依存症について、そして禁煙するための方法を学び直し、本気で禁煙チャレンジです。

成功した禁煙方法

1.やめる日時を決めて、その日でたばこをきっぱりやめる。
2.3日間禁煙を目指す。(最も禁断症状が強い時期)
3.吸いたくなったら気分転換し5分程度耐える。
4.一週間で脳がニコチンから開放される
5.時々吸いたくなるがぜったいに1本も吸わない

解説します。

禁煙を始めると決めたら、スタートする日時を決めて、その時を堺に一切吸わない。最初の目標は、3日間。最も禁断症状が強いので、連休などを利用してじっくり戦える準備をしました。ガム、呼吸法など。結局は誤魔化すしかありません。

ポイントは、この3日で断念する事が多いのですが、一度や二度では諦めないのが肝心ですね。最初のチャレンジより、二回目、三回目とモチベーションが上がっていきます。諦めずにチャレンジするのが肝心です。駄目だと諦めてやる気を削いでしまうと元も子もないので、懲りずに何度かチャレンジするといつか達成できるようです。
3日間がまんすると、かなり楽になってきます。

吸いたくなったときの気分転換を考えるといいです。

そもそも、たばこのニコチンが、何故依存症につながるのかと言うと、ニコチンは脳内物質のドーパミンを放出させる効果があるそうで、幸福感や爽快感、等の快感をえられる事が原因で、その他の、楽しいことや食べることなど、別のドーパミン放出が物足りなくなるので、ニコチンを求めるようになるそうです。

少しでも禁断症状を緩和したい時は、楽しめる物や美味しい食べ物、甘い物など、他に気持ちが向くように工夫するといいようです。

また、吸いたい気持ちが高まる時間は、5分程度と言われています。辛い状況がずっと続くと思うと人は折れてしまうのですが、短い時間なら耐えられます。
とにかく5分間だけ、我慢!と自分に言い聞かせて耐えていきます。

そして、1週間経過すれば、ほぼ禁断症状は無くなってしまいます。時々は吸いたくなる事はあるので、しばらくはたばこの誘惑に負けないように飲み会等の席は、遠慮するといいですね。

 

一本だけお化けに注意!

一週間を我慢した後も、まだ気は抜けません。1本だけ吸ってみたいという気持ちを、追い払うようにします。禁煙中にたった1本たばこを吸う事で、そこから徐々に元にも取ってしまう事が非常に多いそうです。
折角ここまで頑張ったのだから、この「一本だけお化け」から、何とか逃げるようにします。
「一本だけお化け」という言葉は、禁煙する時に、良く言われている言葉です。

そして、一本だけお化けは、禁煙後、数年経っても出てくることがあります。

脳は、ニコチンを必要としなくなるのですが、脳に喫煙の記憶が残っており、それが引き金になる事が問題だそうで、もう一度吸ってみたいと思う気持ちが、かなり長い期間襲ってくることがあるので、それだけは、とにかく気をつけるようにしました。

 

最後に

喫煙は、クリエイティブな話とはまったくつながっていませんが、健康を保つことは、人が生きて、やりたい事をつづける上で、最も重要な事の一つだと思います。

何となくたばこを吸っている人は、減ってきたとは言っても、まだまだ沢山います。そういった方を毛嫌いするのではなく、依存症で苦労している人と思い、身近な隣人であれば、本人が止めたいと思っているのであれば、手助けしてあげられるようにならないといけませんね。

私の親戚で病院で永く働くナースの方がいるのですが、たばこを吸っている人は、明らかに病気になっているそうです。特に年齢が高くなればなるほど重い病気を患い、最悪、寝てたきりや亡くなる事も、多いと感じているそうです。

やめたから直ぐに健康になるというものでもありません。長期間吸っていた場合は、健康に戻るためには、同じぐらいかそれ以上の期間が必要になるとのことです。また、元通りになるかどうかもわからず、新型コロナウイルスに感染した場合、重症化する人の中でも多くは、長期間喫煙で肺が弱っている人だそうです。

自分の未来のために、禁煙にチャレンジしましょう。また、チャレンジはじっくりと、学びながら行う気持ちが重要ですね。

私でも禁煙できたことですので、本気になってやれば、どなたも禁煙は成功できるものだと思っています。

 

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