【広告企画・WEBマーケティング】 コンセプトワークの重要性

コンセプトワークの重要性

今回はコンセプトワークについての話になります。
コンセプトと聞いて、何のことだかイマイチ具体的なイメージが出来ない人も多いと思います。普段からコンセプトワークに触れている人であれば当たり前の考え方でも、これから勉強をする人にとっては理解が難しいことって沢山ありますからね。

そういった人向けに、一般的なコンセプトとは…という話ではなく、私自身の考え方をご紹介したいと思います。

コンセプトワークは、デザインの分野だけでなく様々な仕事で役に立つ知識となりますからね。

コンセプトワークとは「３C」など…

こういった話をする時には、マーケティングの３C→顧客（Customer）、競合（Competitor）、自社（Company）や４P→Product（プロダクト：製品）、Price（プライス：価格）、Place（プレイス：流通）、Promotion（プロモーション：販売促進）など、横文字のマーケティング用語が乱れ飛びます。

この時点で非常に難解な雰囲気になり思考がストップしてしまう人もいるのではないかと思います。

これらは、現状の分析、どういった立ち位置でどういう状況にいるのか？また、どういった点を意識して考え方をまとめていくのか。重要なポイントなどを整理していく作業に必要な知識です。
マーケティングでは、ゼロからビジネスの方向性を決めるための情報整理といった感じでしょうか。

しかし、私達グラフィックデザイナーをはじめとするクリエイティブ系にとってはマーケティングも大切ではあるが、ものづくりする上では、より具体的思考方法が必要になります。

 

具体的な制作過程でのコンセプトについて

具体的にものづくりする上で、マーケティングについての話は一旦置いておきます。
具体的な制作をはじえるうでは、ある程度上記のマーケティングは想定済みと考えます。

そしてものづくりスタート時に重要な「目的」と「ターゲット」を考えてみます。

テーマとは、今回のものづくりは“何のため”なのか？どういった目的を持っているのか？を考えていきます。
新規顧客開拓や公共のための情報を広く伝える。など、何のために作るのかを明確にします。
よく、デザインやイメージづくりに夢中になり目的を忘れてしまうことってありますからね。

次に大切なのが“ターゲット”です。
ターゲットは、誰に？どんな人に？という所を出来るだけ具体的に固めていきます。60代のおじさんターゲットと、10代女子ターゲットでは、具体的な施策は全く違ってきますからね。

何のために（目的）・だれに対して（ターゲット）を意識することが、ものづくりの基礎となってきます。あとは、目的を達成するためのアイデアを練る事ですね。

 

コンセプトというもの

コンセプトワークは、どうしたら良いのか？という視点で考えた様々な切り口の中で、最もターゲットに食いつけるイメージが持てるアイデアです。

良いコンセプトを探すには、「ターゲットの気持ちになること」。

これが最も重要です。エンドユーザー思考というのでしょうか、発信する側ではどうしても自分主体の考え方に固執してしまうものです。そのために最終的なターゲットに当たる人が、どのように見えて、どのように感じるのか？それを出来る限り想像しておく事です。

そのため、ターゲットに近い人達とのディスカッションを行ったり、アンケートを取ったりする事はとても重要だったりします。もしかすると解決のきっかけはそういう一般の人から発する事も多いようです。

商品開発やイベント、新しい仕組みづくり等々、様々なアイデア・発想の場にコンセプトワークは必要になっていますし、知らずともコンセプトワークをしながらアイデアを考えていたりするものです。

 

最後に

コンセプトワークは、一部の知識人だけが利用するものではなく普通の人が普通の仕事のなかでも利用できるあたりまえな考え方だという事だと思います。
クリエイティブは、グラフィックデザインやWEBデザインだけでなく、どのようなものにも当てはまるので、良いコンセプトワークをすればその仕事の結果はかならず良い結果が期待できます。

 

 

過去のコンセプトワークに関係する記事

クリエイティブワークにつながる過去の記事があります。
ぜひ、こちらもご覧頂いて活かしてほしいと思います。