個人事業主・フリーランスの仕事事情。 これから独立する人へ。

個人事業主・フリーランスの仕事事情。
これから独立する人へ。

本日は、終日専門学校でデザイン系の授業を行っていました。その他、印刷会社との連絡など、バタバタした一日になりました。
そのため、本日の記事は、私の仕事事情を軽くお話したいと思います。

個人事業主・フリーランスとして仕事を始めた切っ掛け

今からたぶん14年か、15年ほど前だったかと思います。前職は広告代理店のクリエイティブ室の主任だったと思います。仕事内容に不満はなかったのですが、自分の時間があまりにも取れない（仕事は楽しいのですが）。そのため、転職を考えていました。
とりあえず探したのは、専門学校の広報担当、通販会社の販促ディレクター、大手の印刷会社、そして、専門学校の職員など、当時はまだ、Being（ビーイング）という無料の雑誌があったので、そこに掲載していた募集に応募してみました。
正直名所、大手の印刷会社は、実績を見てもらうと面接は問題なく最終まで通ったのですが、入社テストが駄目でした(T_T)
中学卒業して以来。ずっとデザイン系学校に通っていたため、デザイン・イラスト・デッサンの勉強ばかりして、英語や数学などはあまり勉強した覚えがありませんでした。受験勉強もひたすらデッサンでしたので、大手企業の入社テストは難しく、長年モノづくりしかしてこなかった私には難しすぎました。

その他の会社についてはあまり覚えておりませんが、専門学校の職員については、ずっと前に働いていた職場のディレクターが働いており、面接時に、職員より講師を進められた事もあり、とりあえず講師をやってみることにしました。
講師の仕事は、非常勤講師だったので、授業時間以外は、学校にいる必要がなかったので、小規模オフィスとして事業所登録をし、アド・クリップを開業しました。
切っ掛けとしては、過去に働いていた会社が４社、広告会社や制作会社、広告代理店などでしたので、元同僚から色々と仕事をいただけると見越していたからですが、実際は小さな作業仕事ばかりで、売上は微々たるものでした。
しかし、講師の仕事が現在よりも多く、週の半分以上は何かしらの授業をしていたので、生活に困ることはありませんでした。

それから、年月が過ぎるうちに、顧客が増えていきました。

かつての会社でクライントだった企業との取引が、時間を書けて出来るようになったり、ホームページを開設した事で、ネットでの問い合わせから、ちらほら入ります。

この時に、顧客の中でも仕事を定期的に発注いただける会社が数社あり、そこで働く方たちに気に入って頂き、仕事が安定していったと思います。

ポイントは、新規の仕事は少なくとも、確実に固定客が付いてくれた事で、事業を継続できました。また、フリーランスでしたが、まだ結婚しておらず、仕事の時間も沢山とれましたし、生活費もかかりませんでしたので。

結婚と講師業の変化

ある程度、大きな仕事も来るようになり、生活も安定した頃、おかげさまで出会いがあり、結婚できるようになりました。その１年後には第一子も生まれ、現在子供２人を養う事になりました。

しかし、10年のあいだに、世の中の時勢の影響か、少子化のため、授業数が減り始めました。それに合わせて景気が悪くなり、レギュラー仕事が一つずつ無くなっていきます。
営業を強化して、案件を増やして売上は少しずつ上っていきましたが、それよりも固定仕事が減っていくスピードが早く、段々と収入も厳しくなっていきます。

仕事は大きな仕事も来るようになったのですが、入金されるまでに時間がかかります。長い時は1年以上かかる場合も。
そういった仕事をやりながら、現在まで何とかやってこれました。

実際に多少頑張って売上が上がっても、個人事業主の場合、国民健康保険や各種税金などが収入により変わってくるため、思ったほど収入があがりません。運が悪ければ、売上があがったため、公的な支払いが大幅にアップし、差し引きほとんど収入アップにつながらない場合も。

稼ぐなら大幅に売上アップが必要です。

それが厳しい場合は細々と。といった感じですね。

一人で生活するのであれば、良いのですが家族がいる場合は、保険や貯蓄、家賃や食費など、全てにおいてお金が必要ですので、結果的にやりくりが必要になってしまいます。現状は、マイナスになってはおりませんが、厳しい年はマイナスになる年もあります。

今後の仕事について

上記の内容は十数年の長い期間での出来事ですが、コツコツと努力していれば、ほんとに、少しずつ、お客さんが付いてくれるので、段々と生活が成り立つようになってきます。しかし、先にも書いたように最初は良くても、長い期間事業を継続していくためには、新しい分野や技術、ノウハウの開拓は必須です。

現在はWebマーケティングをやっていますが、漫画広告や漫画制作、印刷関連、講師業など、常に勉強し、プロフェッショナルとして認めてくれるよう、
努力を続けるしか無いようです。
そういった情報や技術に対してお金を払っていただいているという事だと思っています。

さらに、大きく安定した事業にするために、現在あたらしい業態や事業についても、色々な方に話をきき、道を探し続けるしかありませんね。

あと、数十年、子供も養う必要があります。重荷と感じる人もいるかと思いますが、私は家族がいる事が、自分の頑張る目的となっています。
投げ出したり諦めるという選択肢はありませんので、とにかくやるしかない！といった心構えで頑張っております。

 

個人事業主・フリーランスで良かった所

個人事業主で良かった点は、家族といられる時間が圧倒的に増えた事ですね。会社員時代は、とにかく忙しく、朝早くから出社し、夜遅く（深夜1時や2時帰宅があたりまえ）といった生活でしたので、ずっと子供を見ていられる、妻とも一緒に仕事が出来る環境は、精神的にはすごく良いと思った点ですね。
また、通勤が楽です。講師の仕事もありますが、現在は週に1回しか通勤していませんので、通勤にかかる時間は、ゆっくりコーヒーでも飲んで過ごせます。

また、売上が高い仕事ややりがいのある仕事の場合、モチベーションがあがります。上司や部下との人間関係も最小限ですみますので私のようなタイプにはありがたいです。
ただ、飲み会や社員旅行などがありませんので、宴会好きの方は、多少寂しいですが、自分で家族旅行や友人との飲み会を企画すればいそでれ良いかもしれません。私はお酒が弱いので、自宅でちびちび飲む程度で満足です。

自分で事業拡大するアイデアを温めて実行できる点。
これが最も良かった所と考えています。これは、会社勤めではかなり難しい事ですが、自分の采配で新しい業態や事業にチャレンジ出来るという事はやりがいがあります。失敗した場合の責任は完全に自分となりますので、より真剣に取り組む事になります。

マイナス面については、上げれば沢山有りすぎてしかたありませんので、考えないようにします。それが良いでしょうｗ

まだまだ、これからの方が長いわけですので、先行きを不安視するよりも、未来の仕事にワクワクした感覚でやっていける人は、独立は向いていると言えます。

私も新しい業態や仕事のやり方に興味がありますので、この記事を見られた方で、一緒に仕事が出来るよ！という方はどんどんご連絡下さい。
ビジネスの仲間は大いに越したことはありませんからね。

また、明日も記事を更新予定です。お楽しみに！

 

この他知っておいたほうが良い情報など、過去記事も御覧ください。

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