健康に役立つ一冊。ナチュラルメディスンの紹介。
本日のブログは、健康本の紹介です。長年、忙しいデザイン業界で仕事をしており、フリーランスとして独立後は、完全に体が資本になっております。すでに体調を崩しがちなので、この本を読み直して、もう一度健康なカラダを取り戻したい!!
という事で、自ら実践したいと思っているすばらしい書籍をご紹介したいと思います。
この本を手に入れたのは20代の頃
この書籍は1990年発行と、多少古い本ですが、90年代後半頃、この本に出会った記憶があります。まだまだ元気な20代中頃です。仕事は徹夜などもあるハードな仕事でしたので、カラダを酷使する仕事と言えましたが、若さで乗り切っていました。また、当時は職場での喫煙が一般的な時代で、職場で吸うのは良いけど、パソコンの前は駄目よ。程度でしたので、当時の皆さん、プカプカ吸いながら、仕事をしたり、打ち合わせをしていました。
そんな時代に、この本を見つけまして、何かきっかけか忘れてしまいましたが、はまって読んでいました。おそらく会社に置いてあった本だったかと思います。
書籍はアメリカの健康本の著者として有名な著者のアンドルー・ワイル氏の著書です。この本は、病気を予防するためのメンテナンスの総合的なガイドブック。としています。総合的という点に心を惹かれてしまいました。
何か一つのテーマの健康本は多くありますが、生活、食、心、運動、科学、等の面から総合的に語られており、また、細かくテーマごとに区切って読むことが出来るので、自分の興味のある内容を選んで読むことが出来ます。長々と書かれた本と違い、とても読みやすい本です。
書籍の内容について簡単に説明
ナチュラルメディスンは、470頁におよぶ、分厚い書籍ですので、当然読むのには時間がかかりますが、目次に目を通し、気になる所から読んでいく事をおすすめします。小説などと違い、頭から読む必要はないので、気になる頁を読んでいるうちに、すべての項目に興味が広がっていくので、分厚い文字だからけの本が苦手な方でも、比較的問題なく読めるのではと思います。
主な内容
第一部 プリペンティブ・メンテナンス
- 何を食べるか
- 食事と健康 Q&A
- 何をのむようになるか(飲み物)
- 空気と呼吸
- 運動ぎらいのための運動ガイド
- リラクセーション・急速・睡眠
- 〈悪い癖〉を治すには(たばこや飲酒、薬物等)
- 〈つながり〉をもとう(人間関係や信仰心等)
第二部 殺し屋たちを避けるには 三大疾患の予防法
- 心臓発作を起こさないい方法
- 脳卒中を起こさない方法
- がんにならない方法
- 免疫系をまもる方法
第三部 自然治療の基礎知識
- 簡単な自己療法
- ビタミンと栄養補助食品
- ハーブの薬箱
第四部 よくかかる病気の家庭療法
上記は、目次の内容ですが、第一部 第八章の“つながりをもとう”の項目が印象的で、自然や地球とのつながり、家族やコミュニティとのつながり、愛について、そして高次とのつながり、これは何か特定の宗教的な話ではありません。心理的な面についてだと思っています。
若い頃でしたので、あまり物事がわかっていない時代に読ませていただた書籍であり、その影響で、後の生き方や私の考え方、行動にも影響を与えていたかも知れません。
また、第一部 第七章の“悪い癖を治すには”の所では、薬物やカフェイン、タバコなどの依存症に関わる知識をしっかりと知ることができ、それをきっかけに、何度か禁煙を試み、何とか成功していたのを覚えています。
私が成功した禁煙方法
折角なので、私の禁煙に成功した時の話をしたいと思います。喫煙は、20歳の頃バイト先の先輩に進められ、タバコを吸うようになったのを覚えています。仕事場でも、上司や先輩、かなりの人数が喫煙者で、新入社員時代、初出社して最初にした事が、何も無いデスクでタバコを吸わせてもらった事を覚えています(笑)まわりのデザイナーさんたちも忙しすぎて、新人など相手にされていない状態で、暇そうにしていたら灰皿を頂き、一服してました。今ではありまえせんけどね(笑)
その後、デザイン・DTPの業務も忙しくなり、段々とタバコの量も増えいき、最終的には一日2箱(40本)ぐらい吸っていたと思います。当時はタバコもそんなに高くなかったので。
禁煙については、最初はただやめようとして我慢していたのですが、半日と経たずにタバコの自動販売機の前に立っていました。ニコチン依存症はかなり重度の依存症です。嗜癖性は、ヘロインよりも強いと言われています。※書籍より
その後、どうやって成功したのか?それは、情報を得ることでした。禁煙の情報を、当時やっと普及し始めたインターネットで調べまくり、またこの書籍も大変役立ちました。
禁煙のポイント
- 禁煙は3日間がやま
- 吸いたくなったら5分間だけがまんすれば落ち着く
- 失敗しても落ち込まない
何度でもチャレンジ。諦めなければ段々とモチベーションが上がる。 - 1週間経過すれば、脳はニコチン中毒から開放される
- “1本だけ”が最大の敵(一本吸えば脳も記憶も呼び戻される)
- コールドターキー法で挑め!※書籍より
このコールドターキー法で私は禁煙しました。これはこの書籍でも紹介されているのですが、かなり過酷な方法で、
少しずつへらしていくよりは一度にスパッとやめてしまう方法(禁断症状で丸裸の七面鳥のように鳥肌が立つところから「コールドターキー法」と言う)がいいといっている。〈著書ナチュラルメディスンより〉
と、書籍でも紹介されています。実際地獄の三日間を、ガムを噛んだり、この著書で紹介されている、ヨーガの呼吸法。などでリラックスするなど、この書籍の情報にかなり助けれれたと思う。
呼吸法については、
まず「フーッ」という音とともに口から息をすっかり吐き切る。つぎに口を閉じて、鼻から静かに息を吸いながら、1から4まで数える。
息を止め、とめたまま、こころの中で1から7まで数える。
今度は、「フーッ」という音とともに口から息を残らず吐き切りながら、1から8まで数える。それで一呼吸だ。また息を吸い、あと三回呼吸する。全部で一度に四回の深い呼吸をすることになる。〈著書ナチュラルメディスンより〉
こういったやり方で、呼吸を行うと、頭がふわふわした感じになり、リラックスした状態になる。タバコを吸う時の腹式呼吸と同様なので、禁煙にとても役に立った記憶があります。実際は我慢我慢ですがね。
タバコが切れた時のそわそわ感が、永遠に続くという感覚が、禁煙を失敗するポイントだと思います。これは波のようなもの。少しの時間こうやって誤魔化すことで、タバコへの欲求が無くなります。これを数日繰り返しながら我慢すれば、あとはたまにやってくる吸いたい気持ちを誤魔化せば、時期に欲求は無くなっていきます。
ただし、禁煙1年以上の方が、飲み会の場で一本だけ、吸ってしまった事で、脳の記憶がフラッシュバックされ、喫煙衝動が強く出てしまうようです。1週間ほどでニコチン中毒は抜けきるが、脳に記憶された喫煙情報は、ずっと残り続けるとされており、一生1本もタバコを吸わないという気持ちを持ち続けるのが大切らしいのですが、実際あれから1本も吸っていません。今は、吸っていた時の方が体調も悪く、食べ物も美味しくなかったと感じます。もう二度と、ニコチン中毒には戻りたくないですね。
この書籍は、健康に関する高度な情報が、あらゆる角度から掲載していて、ほぼすべての人におすすめの一冊です。
現在、個人事業主として、家族も養っている身なので、カラダを出来るだけ永く、元気な状態で生きる事が、今の大きな目標になりました。不摂生や食べ過ぎに注意して健康を取り戻さねば!! という願いも込めて今回のブログにぶつけさせていただきました。
皆さんも、様々な病気を恐れるだけでなく、出来ることを出来る範囲で頑張りましょう。
ワイル博士のナチュラルメディスン 増補改訂版
アンドルー・ワイル著
上野圭一訳
発行所 株式会社春愁社
編集後記
今日の記事は、健康に関する書籍の話でしたが、若い頃に読んだ本は、今になるまでの人生にとても影響を与えられている事がわかります。禁煙や、食生活、心の持ち方など、本と出会わなければもっと状況は悪くなっていた可能性もあるのでは?と思えて仕方ありません。
これから読む本も、将来にプラスに働くようなものを選んで吸収することは、とても大切な事なんだと思っています。
今日は、もっとクリエイティブ系の記事にしようと思ってたのですが、記事にしたかった内容が、情報収集が不完全だったので、またの機会にして、自分の気に入っている本の話にしてみました。
おすすめの面白い小説などもありますので、機会があればまたご紹介いたします。
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代表 大津山 倖雄
クリエイティブディレクター
アートディレクター
Webディレクション、イラストレーション他、専門学校講師
1973年生まれ。福岡市で広告企画・制作に携わり30年以上。大手広告代理店の下請け会社で、グラフィックデザイナーを経験。その後、福岡の制作会社や広告代理店勤務を経て、平成18年4月に退職し、19年には個人事務所として独立。同時期、福岡デザイン&テクノロジー専門学校(旧 福岡コニュニケーションアート専門学校)にて講師契約。現在は、グラフィックデザイン、イラストレーション、WEBデザイン、WEBマーケティングに携わり、様々なクリエイターと共に制作を中心に業務を行っている。