毎年年賀状を出す意味。せめて年に一度のご挨拶。
今年も気がつけば12月半ばです。はやいものです。二週間ぐらいで今年も終わってしまいます。
年内にやるべきことが満載しすぎて感慨も何もありませんが、必ずやってくる年末。
年賀状は25日までにポストに投函すれば元旦に届きます。
あと10日。印刷の期間をいれても1週間程度です。早々と作る必要がありますね。
しかし、年明けに出しても良いのでは?とも思っています。
というのも、元旦に届くにこしたことはありませんが、結局忙しいのでと出さなくなるぐらいなら遅ればせながらも届けばいいではないでしょうか。
ということで、出来る範囲で作りたいと思います(笑)
年賀状を毎年出している理由
年賀状を出し始めてもう20年ぐらいになるでしょうか。
たまに出さない年もありましたが、ずっとやり取りがある方も多くなってきました。
長く続けていると、学生時代の友人も結婚し、子供が生まれ、さらに子供が大きくなっていくというのを何となく見続けている気がします。なかなか会えない人にも近況を伝えることが出来るというのは悪くありませんね。
友人とのやりとりなら電話や SNSもありますが、手紙を送るという行為自体が手間がかかっている分、思いも届いているのではないかと思って出し続けているわけです。
また、ずっと送っていただいている方もいて、毎年届くのが楽しみになっています。
これが一般的な年賀状を出す理由でもあり楽しみでもあると思いますね。
これと合わせて、ビジネス上での年賀状というのも出し続けている理由の一つです。
年に一度年賀状を出しているぐらいで、仕事が増えるというほどの事は殆どありませんが、一年間お世話になった方へのお礼の言葉も送れます。
また、来年度もがんばります!というメッセージにもなりますので、出さないより出したほうが良いと思っています。
合理的に考えれば新年のご挨拶はメールでも良いのかもしれませんが、私の仕事がグラフィックデザイナーでもあるので、自分で年賀状をデザインして見ていただくのもこちらの楽しみ担っています。
キャンパスとしての年賀状と考えています。
実は年賀状のデザインは、プライベートな友人や親戚用の子供が写っているようなアットホームな年賀状と、アド・クリップとしてのグラフィカルなビジネス用の年賀状の2種類私製はがきとして作成しています。
このグラフィカルな年賀状は、ずっと作り続けているもっとも大きな目的の一つです。
年賀状の活用方法
年賀状を毎年出していると、お客さんの顧客住所リストや友人の住所リストが生まれます。
友人や親戚は普通に保管していますが、お客さんのリストなどビジネス系の住所録は、日々膨らんでいます。
枚数が多くなりがちという事ですね。
そういった中でも、とても重要なお客さんや仲のいい方、お世話になった方などはリストの最初の方に並んでいますが、それっきりになった方などは、それなりに整頓することがあります。
とはいっても、年々リストが多くなりけっこうな住所リストが出来上がっていたりします。
そういうリストは、新しい事業を始めたり、仕事場を引っ越した時にとても役に立ちます。
また、自分の広報誌を発行するときになどに重要になってきます。
ということで、年賀状は数が多いのでデザインを作成し印刷会社に依頼して沢山印刷するようにしています。
また、住所はシールにして作業を効率化しているのでまだまだ数が増えても対応出来るようにしています。
ただし、一言書きは出来るだけ手書きで入れるようにしています。
これがなければ、ほぼDMになってしまい手紙とは言えませんからね。
年賀状の効用
年賀状は、人脈作りにとても有効なツールではないかと最近思っています。
色々な人と出会うことはありますが、その殆どは“一期一会”となってしまいそれっきりになることが殆どのような気がします。
その中で長いおつきあいになる人は一握りです。
それは、相性がとか努力などとは関係なく、単にタイミングがずれていただけだと思っています。
縁というのは、タイミングが大事です。そのタイミングはなかなか合うことはありません。
しかし、年賀状で年間数十円程度で縁をつないでいる状態だと思っています。
数年レベルでは殆ど何の役にも立たないことかもしれませんが、数十年という年月で見ると、価値のある出会いをつないでいけるツールになっていたりします。
人との縁は、逃してしまっても全く気づかないものです。
実はのがしている縁はとても多いのかもしれません。
年賀状は、 1年間で出会った人との縁を先につないでいくツールでもあると思います。
たまにしか出さないという人は、もったいない。
ぜひ、今年は年賀状を作って今年一年間で出会った人に送ってみてはいかがですか?
また、今年もそういった時期になったなと思います。
今年は例年と比べてとても忙しく、ちょっと遅れてしまうかもしれませんのでご了承下さい。
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代表 大津山 倖雄
クリエイティブディレクター
アートディレクター
Webディレクション、イラストレーション他、専門学校講師
1973年生まれ。福岡市で広告企画・制作に携わり30年以上。大手広告代理店の下請け会社で、グラフィックデザイナーを経験。その後、福岡の制作会社や広告代理店勤務を経て、平成18年4月に退職し、19年には個人事務所として独立。同時期、福岡デザイン&テクノロジー専門学校(旧 福岡コニュニケーションアート専門学校)にて講師契約。現在は、グラフィックデザイン、イラストレーション、WEBデザイン、WEBマーケティングに携わり、様々なクリエイターと共に制作を中心に業務を行っている。