あまり知られてなかったペルソナマーケティングの話
商品開発やWeb系で利用されることが多く、メルマガやブログ記事のアイデア、ホームページ制作時のSEO対策など、具体的に顧客の“琴線(きんせん)に触れる”ワードを出す時などに約になちます。また、カラーリングやネーミングなど、商品開発時にも活用されます。
なぜペルソナが必要なのか
- スタッフ間で、ユーザーの共通イメージを作る(ブレを無くす)
- ターゲットの幅が広くなりすぎる事を防げる
- ターゲットを1人に絞る事で、無駄な時間をかけなくてすむ
- 複雑化するユーザーからの要望に、行動が制限されにくくなる
ペルソナは、マーケティングの手法の1つです。これからどういったマーケティングを行うのか。その方向性のブレを無くすという意味があります。また、スタッフにとっても、ユーザーの顔がイメージ出来ることは、細部の作り込みがしやすく、チームでの仕事にも良い結果が出せると思います。
ペルソナを利用する場合の注意点
- ペルソナを作るといっても、担当者の想像で勝手に作ると、思い込みや決めつけが生じる可能性があります。そのため幅広くアンケートやネット(SNS)等で情報収集する必要があります。また、可能であれば実際にペルソナのベースになりそうな複数の人物をの話を聞く。
- 想定したペルソナの人物像が、本当に正しいのか、精査する必要があります。担当者以外の複数の人物の意見もきき、出来ればペルソナの人物像に近い人の意見も聞けるといいですね。そして、場合によっては大きく方向転換が必要になるかもしれません。
- ペルソナの行動を予測するだけでなく、“行動の理由”や“その背景”まで想定する事が重要です。なぜこの商品を選ぶようになるのか? 例えば、子供いる事であったり、取引上必要な場合があった。など、様々な状況が考えられます。
- より制度を上げるために、ユーザーグループを集めて、意見交換会などを行うのも良いかもしれない。
最後に
最後にペルソナを知っていても、利用したとしても、良いマーケティングが行えるわけではありません。あくまでもこれから行う企画やアイデアを生み出すための土壌を整えるという事です。しかし、基礎にあたる部分はとても重要です。ビッグビジネスにチャレンジするならぜひペルソナマーケティングを利用してみましょう。
ペルソナシート
ペルソナマーケティングに利用出来る雛形、ペルソナシートをダウンロード出来るようにしました。PDFファイルですので、プリントアウトして使用するか、Adobe Illustrator(CS6以上のバージョン)で、編集可能ですので、イラストレーターから開いて、手を加えてご利用下さい。
ペルソナシートのダウンロードダウンロードしてご使用出来ます。PDFファイル
編集後記
本日は、作業時間が限られていたので、ペルソナの話のみになりました。マーケティングには他にも様々な考え方が存在しますので、また機会があればご紹介したいと思います。ペルソナシートだけでも、これまでのクリエイティブにプラスになる部分があると思います。
明日も更新予定です。次回のクリエイティブマガジンもお楽しみに!
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代表 大津山 倖雄
クリエイティブディレクター
アートディレクター
Webディレクション、イラストレーション他、専門学校講師
1973年生まれ。福岡市で広告企画・制作に携わり30年以上。大手広告代理店の下請け会社で、グラフィックデザイナーを経験。その後、福岡の制作会社や広告代理店勤務を経て、平成18年4月に退職し、19年には個人事務所として独立。同時期、福岡デザイン&テクノロジー専門学校(旧 福岡コニュニケーションアート専門学校)にて講師契約。現在は、グラフィックデザイン、イラストレーション、WEBデザイン、WEBマーケティングに携わり、様々なクリエイターと共に制作を中心に業務を行っている。