第16回ピンクリボンデザイン大賞。 デザイン大賞受賞作品が決定しました。 過去の優勝作品やピンクリボン運動について。

第16回ピンクリボンデザイン大賞。受賞作品が決定!

今回の記事は、今年5月に書いた記事で紹介した公募「第16回ピンクリボンデザイン大賞」の結果が発表になっていました。

直ぐに確認していませんでしたので、気がつくのが少し遅くなりましたが、折角なので、ご紹介したいと思います。

過去記事はこちら「おすすめコンペ(公募)にチャレンジ!毎日広告賞受賞者が決まったようです。」過去記事は、毎日広告賞の受賞者発表と、ピンクリボンデザインコンペの紹介記事でした。

 

ピンクリボン運動とは

「乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたい」との想いか ら1980年代にアメリカで活動が始まり、2000年ごろから 日本でも盛んになってきました。乳がん検診の早期受診 を呼びかけるために、行政、市民団体、企業などが独自 のピンクリボンマークを掲げ、様々な活動を行っています。

 

ピンクリボンの運動を広めるため毎年ポスターのデザインコンペを開催してるようです。

ピンクリボンデザイン大賞

今、日本人女性の9人に1人が乳がんになるといわれています。乳がんは、早期に発見すれば治癒率が高いがんですが、検診受診率は国の目標である50%に届かず、まだ低い状況です。
乳がんの正しい知識、そして乳がんを自分自身の問題として意識することの大切さを伝え、 一人でも多くの方に検診に足を運んでもらえるような作品を募集します。

 

デザインコンペについて

コンペは、ポスターデザイン部門と、コピーライティング部門、とあり、ポスターは、989件、コピーは、22861件の応募があり、その中から、グランプリ、キリンビバレッジ賞(特別企業賞)、優秀賞、入選、富国生命保険賞(特別企業賞)、が選ばれました。

シンプルだが、印象に残るデザインが選ばれました。2年に一度の乳がん検診をテーマとして、イラストで描かれた作品で、38歳の女性が受賞されています。受賞者のコメントもホームページで見ることが出来るのですが、詳細に作品をの思いや、検診の大切さなどを考えられたものという事がわかるものですね。

作品自体、インパクトや刺激的なものではなく、じんわり伝わるデザインです。こういった検診を勧めるような目的のものは、実は過激なインパクト重視の作品より訴求力が高いのです。恐怖を煽るものは、その時はこころに刺さりますが、時間が経つと記憶に残りにくいと言われています。

そういった点も意識してか知らずか、良い作品だと私も思います。

 

16回ピンクリボンデザイン大賞作品

グランプリ作品は、折角ですので公式ホームページでご覧頂きたく、上記の画像はぼかしております。

作品はこちらのページで御覧ください。その他の受賞作品も掲載しています。

 

今回の受賞作品ではなく、前回の受賞作品です。

15回ピンクリボンデザイン大賞作品

北海道の男性クリエイターの作品だそうです。検診の受診率ランキングを、相撲の番付表にしたデザインですね。順位を知ると、自然と上を目指したくなるという心理を刺激する作品だそうです。なるほど〜。という説得力のある作品ですね。

 

この他公式ページでは、過去の受賞作品を見ることも出来るので、様々な作品とそのコンセプトを見られるので、デザインの勉強にもなりとても良いコンテンツになっています。

 

ピンクリボンフェスティバル

ピンクリボンサイトロゴ

ピンクリボンフェスティバルホームページ

最後に

このピンクリボンフェスティバルのデザインコンペは、学生にも応募を進めている公募です。実際にみなさん応募されています。

こういったコンペは、公共のもので誰かのため、人のためになるというコンセプトのポスターを創り出すものです。

通常の仕事ではこういったデザインは、案件としては数が少なく、また自由にデザインを作れるというのは、クリエイターにとっても作りがいがある制作になります。

もし採用になれば、多くの人の目に触れ、たった一人でも、人の命や生活を守れるというデザインは、意味のあるものだと思います。

また、この制作にあたり、乳がん検診についての正しい知識や検診の大切さを知るきっかけになるだけでも意味のある事です。

自ら選んで制作するコンペですのでこういった意味のあるものづくりを是非選んで頂けらと思っています。

来年の応募スタートが楽しみですね。

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