
良い企画やアイデアを作る方法を紹介。
毎日仕事をしていると、企画書制作や、プレゼン等のためアイデアをまとめる作業など、悩まされることは多いと思います。今回は、画期的な企画制作方法!と、までは行きませんが、一般的なまとめ方の基本を記事にしたいと思います。
企画書を作るうえでのポイント
- 依頼者の考えをくみ取り、企画に反映させる。
- 目的がはっきり提示されている。
- 目標達成のための基本となる考え方(コンセプト)がある。
- 顧客のニーズや前提条件を確認する(ターゲット)。
企画は、顧客からのオリエンテーションとヒアリング(聞き取り)があり、その後も企画を遂行するため内部スタッフとのミーティングなど、 関係する人たちとのコミュニケーションが重要です。 何をどうするのか、関係者全員が統一した考えを持つことで、 意見のすれ違いや、ミスが未然に防がれ、より高い目標に到達できるのです。
最も重要なコンセプトシート
①.「テ ー マ」※企画のタイトル。
自分が今から何を作るのか、何をしようとしているのか 解りやすくシンプルに表す。
②.「目 的 」※何のために必要なのかを考える。
アイデアを考える前に、作るものの前提と状況を理解する。
また、解りやすくシンプルに表す。
③.「コ ン セ プ ト 」※どんな考え方の、どんなアイデアなのか?
おすすめポイント。目的を達成出来る基本的な考え方、アイデアの柱を
解りやすく簡潔に表す。
④.「タ ー ゲ ッ ト 」※以上の事をふまえて、コアターゲットを決定していく。
ターゲットを定める事でデザイン、アイデアの具体的な方向性も定まる。
⑤.「具体的な内容」※①~④項目をふまえて、具体的な事を決定していく。
1~4までの項目によって、統一感のある企画とアイデアが生まれる。
コンセプト:インパクトがあり、テーマがはっきりと解るよう文章をつくります。
アピールポイント(訴求点):明確なアピールポイントが必要です。
流行(トレンド)をつかむ:その時期の流行や消費者の欲求を意識した企画を立てます。
整合性:データ等の情報や、企画内容に矛盾点やズレが発生していないか終始確認します。
コスト意識:期待効果と予算が見合っているか確認します。
ビジュアル感覚:読みやすく、わかりやすく。 イラストや写真、図説など効果的に使います。
■上記の 5 つの項目に当てはめて企画を考えてください。
また、デザインの元となる要素の大半は文字情報であり、その情報をどう解りやすく伝える事が企画書の本来の目的です。
●ロジック(論理)が解る事!
●とにかく思考を単純化!
●見やすく、解りやすく伝える!
編集後記
今回は、企画案を考えるにあたって、いつも使っているコンセプトシートをご紹介しようと思って作成しました。実際にシートの①〜⑤の項目を埋めていくことで、企画書を作成しておりましたので、ぜひご使用下さい。また、企画書と言えば、パワーポイントで作成することが前提のようですが、アドビイラストレーターで作成すれば、非常にグラフィカルで、見やすい仕上がりで作成できます。ビジネス文書としてPDFファイルが作成できます。とても便利に使っています。アドビ製品を使用しているならPDFの統合ファイルがおすすめです。
今後も、毎日更新で記事を作成していきますので、明日の記事を楽しみにお待ち下さい。
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代表 大津山 倖雄
クリエイティブディレクター
アートディレクター
Webディレクション、イラストレーション他、専門学校講師
1973年生まれ。福岡市で広告企画・制作に携わり29年以上。大手広告代理店の下請け会社で、グラフィックデザイナーを経験。その後、福岡の制作会社や広告代理店勤務を経て、平成18年4月に退職し、19年には個人事務所として独立。同時期、福岡デザイン&テクノロジー専門学校(旧 福岡コニュニケーションアート専門学校)にて講師契約。現在は、グラフィックデザイン、イラストレーション、WEBデザイン、WEBマーケティングに携わり、様々なクリエイターと共に制作を中心に業務を行っている。