年賀状・暑中見舞い出していますか?
今回の記事は、年賀状や暑中見舞いなどのデザインや、その必要性についての話です。
昔から年賀状は友人に出してはいましたが、仕事用として年賀状を出し始めたのは、2006年からでした。独立しフリーランスになった後、少しお客様も出来てきましたので、プライベート年賀状から、仕事用の年賀状に変えていきました。最近は子供が生まれ、親戚や妻も出せるように、プライベート用と仕事用の2種類の年賀状を作るようにしています。フリーランスや個人事業主の場合、プライベートと仕事がごっちゃになりがちですからね。
年賀状・暑中見舞いの必要性
年賀状は、元々は友人への新年の挨拶といったものでしたが、仕事や様々な人に送るようになると、枚数も増えて、数百枚までになりました。最近は、枚数も多いし作るのも大変なので、年賀状一本ですが、出来れば暑中見舞いも送りたいとは思っています。余裕がありませんが…。
まず、こういった挨拶の手紙は、年に1〜2回程度しか送りません。また、内容も短いご挨拶程度ですので、もらった側も、長い文章の手紙が送られてくるのと違って、気軽に受け取れますし、送る側も、相手を気にせず送れるといったメリットがあります。
仕事を発注してくれるお客さんの側から見ても、メールのご挨拶と比べて、手紙が届くと特別感も多少ありますし、もらって嫌な人はほとんどいませんので、送り放題です。
これは、あまり親しくない人や、前の年に出会った、新しい繋がりの方に、今後もずっと宜しくお願いします。という意味を持ってきます。また、仕事を発注する場合も、いつでも仕事があるわけではありませんので、定期的にずっと送り続ける事で、丁度いい案件があった時に、年賀状を送ってくれてる何々さんに相談してみようかな。という流れも大いにあると思われます。
また、ずっと年賀状のやり取りをしている人は、知り合いよりちょっと上の存在となります。友人まではいかないが、いつも年賀状をくれる方という存在で、その方の近況なども長い間知っているという関係です。
人は、短い期間に集中的に営業をかけられるより、何年も何年も、長い期間、年賀状程度の細い長い繋がりを持っている人に対して好感をもつようです。
名刺交換をしたら、とりあえず、最低レベルの知り合いとなりますが、その後、年賀状を送り続け、年賀状のやり取りをするようになれば、知り合いより上の存在になるという事です。友人づくりと違い、年齢も立場も全く違うビジネスパーソンと親しくなる、数少ない方法の1つと言えます。
過去の私が送った年賀状デザインです。
下記の写真は、これまで独立して15年程の間に送り続けてきた年賀状を紹介します。下記の年賀状は、実際に送ってきたデザインです。一部、ボカしてあるものは、プライベート用しか作らなかった年で、プライベートな写真や情報については、ぼかしをかけさせていただきました。ぼかし無しの年賀状は、私の顧客か友人になれば、見ることが出来るようになりますw
2009年と2007年は、デザインが見つかりませんでした。※実際は送らせていただいています。
年賀状の利用方法
私の場合、自分の職業柄、デザインをし、印刷会社で印刷し、切手を貼って送るのがパターンとなっています。枚数が増えてきた場合、1枚1枚プリンターでプリントしたりするのは、時間も費用もかさんでしまいます。
枚数が数百枚レベルになってきたら、はがきを印刷して、場合によっては料金別納マークを付ければ、切手を貼る手間も省けます。詳細は郵便局の窓口に問い合わせて下さい。
また、年賀状の住所リストをベースに、顧客への定期刊行物を送る事も出来るます。顧客の開拓を本格的に行いたい場合など、デジタルが普及する時代にあえて郵便をつかった販促は、やり方しだいでは有効ではないかと思っています。
デザイナーやイラストレーターの場合、自分の作品のPRも兼ねることが出来ます。年賀状ではなく、ポストカードとして作成しておいて、それを年賀状としても送るという事も良いかもしれません。
年賀状の宛名面には、名刺と同等の情報を入れておくと良いですね。特にホームページやSNSを頑張っている方は、QRコードを利用してPRしましょう。作品集や会社案内パンフレットなども、PDFデータ化し、サーバーにアップしておけば、印刷物でPRも可能です。
年賀状は、新年のあいさつです。暑中見舞いも夏場の暑い時期に送るごあいさつです。こういった挨拶を欠かさないことでも、しっかりとした営業活動として有効だと私は思います。
編集後記
今回、年賀状というテーマで記事を書きましたが、真夏の暑い時期に、年賀状とは季節外れもいいとこでしたが、丁度データ整理していたら、年賀状のデザインデータが沢山見つかったので、面白そうかと思い、ついつい記事にしてしまいました。
掲載している年賀状の画像は、実は半分だけなんです。もう半分は、宛名面です。宛名面にも、様々なアイデアを盛り込むことが出来ます。一言コメントも、宛名面に書くことで、メインのデザインを崩さなくて済ますしね。
今回は、宛名面はプライベートな情報が多くあるため、割愛させていただきました。DMや定期刊行物についての記事を書くときにでも、宛名面のお話ができたらとおもます。
明日も記事は更新予定です。お楽しみに!
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代表 大津山 倖雄
クリエイティブディレクター
アートディレクター
Webディレクション、イラストレーション他、専門学校講師
1973年生まれ。福岡市で広告企画・制作に携わり30年以上。大手広告代理店の下請け会社で、グラフィックデザイナーを経験。その後、福岡の制作会社や広告代理店勤務を経て、平成18年4月に退職し、19年には個人事務所として独立。同時期、福岡デザイン&テクノロジー専門学校(旧 福岡コニュニケーションアート専門学校)にて講師契約。現在は、グラフィックデザイン、イラストレーション、WEBデザイン、WEBマーケティングに携わり、様々なクリエイターと共に制作を中心に業務を行っている。