必要最低限でも効果が上がる。SEO対策。何をすればいい?
今回は、SEO対策についてのはなしです。
現在アド・クリップのホームページは、私がすべて作成しています。何度もリニューアルを繰り返しながら、現在はホームページ作成ツール“WordPress”を使って最新の技術を網羅したWEBサイトが何とか完成しました。
しかし、ホームページはただ、完成すれば終了。とはいきませんよね。
何らかの宣伝をしなければ人は見に来てくれません。
人から見られないホームページより、人気のあるホームページにしたいと思いますよね。
そこで、アクセスアップに最も有効なのは、検索エンジン対策です。
検索結果に表示されるホームページには順位があり、最初のページの一番始めに表示されたページは、最もアクセスが多く、一日に数百、数千、数万ものアクセスが集中する事もあります。また、検索エンジンは種類も沢山あり、世界の全検索の中で、Googleは75%ほど、ヤフー検索が15%とになり、ヤフーに関しては現在ではGoogleの検索システムを採用しているため、ほぼ90%以上がGoogle検索の結果となります。
また、SNSのユーザー数と比較してもまだまだ、Google検索によるユーザー数は、大多数を占めます。
Googleでは、独自のアルゴリズム(計算方式)で検索結果を導き出しており、そこで検索上位に上がりやすくホームページを調整する必要があります。
そういった対策全般をSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)と言います。
今回は、数多くあるSEO対策の中でも、費用をかけずに記事を増やしていく方法があり、最低限度で、出来る範囲の事をコツコツと頑張れば効果が期待できる。そんな話をしたいと思います。
SEO施策の種類
外部SEO対策
SEO対策といえば、まず誰かにリンクを貼ってもらう事。これが対策として良く言われてきました。
これは、外部SEOと言い、評価を上げたいホームページのURLを、他のホームページがリンクする事で、このホームページは他人からも評価される価値のあるホームページという事になります。しかし、無闇にリンクを貼ってもらう事には、注意が必要です。
過去のSEO対策の主流であったリンク貼りや相互リンクですが、リンクを貼るためだけに作られたホームページから、お金を払って大量のリンクを受ける事は、Googleのガイドラインに反する行為となっており、最悪の場合、ペナルティを受ける事になります。ペナルティを受けるとそのホームページは検索圏外となり、今後ずっと上位に上がる事は無くなります。一応、Googleに申立なども行えるようですが、実質改善は難しいようです。このような不自然な方法ではなく、自然にリンクが増える事をナチュラルリンクと言い、それを増やしていく事が現在の目標の一つとなります。ただし、問題のないレベルで、サテライトサイトと呼ばれる外部ホームページを作成し、定期的に記事内容にテキストリンクを貼っていく方法もあります。しかしとても技術と手間がかかり、その割には効果が薄いのではと感じています。
内部SEO対策
もう一つの対策として、内部SEOと言い、自分のホームページ内部を、検索エンジンの評価を受けやすいように調整する方法です。これは、方法が複雑で、わかりにくい面が多いのですが、最も解りやすい対策としては、ページタイトルの調整です。検索結果画面や、ページ上部のタブに表示されている、タイトル情報です。今見ているこのページであれば「千里の道も一歩から。最低限やったほうが良いSEO対策まとめ」となっています。
タイトル調整のやり方は、タイトルの文字数を30字前後にし、文章の前の方により重要なワード(検索されたい文字列)を入れるようにし、重要なワードは、1つから、2つ程度に抑えます。
また、実際にユーザーが目にする文字になるので、ワードだけにならないで、興味をもたれるような文章力が必要となります。「トップページ」や、全ページ同じだったりするより、キャッチコピーのように、人の心をくすぐるような文が良いようです。「SEO対策がこんなに簡単!実践で教えるWEBマーケティング」などのようなタイトルが望ましいかと思います。
次に、ディスクリプションについて。これは検索結果画面に表示される、サイトの説明文になります。基本的にタイトルと同じようにワードを散りばめるのですが、ワードは4〜5個ぐらい、文字数は130文字前後。となり、ホームページの全てのページにタイトルとディスクリプションを一つずつ設定する必要があります。
そして、実際のページの記事の内容についても、狙っているワードを散りばめる必要があり、サイト全ての文字列を見直す必要があります。しかし、あくまでも、自然な文章であることが大切です。ワードを入れ過ぎたりする行為は最悪ペナルティとなる場合もあります。注意が必要です。
他にも、SEO対策については、1冊の本が出るほど、沢山の方法論が存在ます。
ただし、その方法論はGoogleが公開しているものではなく、あくまでも多くのクリエイターが経験的に、構築していった方法でもあります。ですので、細かなテクニックにこだわるよりも、上記した、最低限の内部施策を施し、多くのより良い記事を増やしていく事、これはGoogleがユーザーに対して、価値のある情報を持つサイト(ホームページ)を検索結果に上げて行きたい。という考え方に当てはまります。そうやって進めていれば自ずと結果が出てくると言われています。
具体的な対策方法について
具体的な方法論として、2つの考え方があります。
1つ目は、広告費を使って短期的にアクセスを上げる事で、ショートテールSEOと言い、短期決戦で売上をアップさせるのが目的のものです。しかし、今回はもっと時間と手間暇をかけ、育てていく対策の話になります。
2つ目の方法は、SEOにはロングテールSEOと言い、長期間、時間をかけてホームページを成長させる方法の事です。
具体的には、ホームページの記事を増やしていく事です。
ただ闇組に、増やしていったとしても、多少の効果はあるかもしれませんが、なにせ結果が出るまでに時間がかかるので、効率よく記事を書くことが重要です。そのためには、どういった記事がSEOの効果が高くなるのか、SEOの事をある程度理解する必要があります。
まず、“今日の晩ごはん美味しかった!また食べたい” などの簡単なコメントと料理の写真が貼ってあるだけの、プライベート日記のような記事ばかりであれば、記事は、個人的なもので、より多くの人に向けた場合は良い記事とは言えません。その為、SEOとしては効果を期待できず、最悪は本サイト自体の総合的な価値すら下げてしまう可能性もあります。
記事を書く時、文字数はあまり関係ないとは言われていますが、最低でも500文字以上。(それぐらいでないと価値のある情報は伝えにくいと言えます)また、同じテーマの記事を書かない。例えば、SEO対策の記事を何種類も書いた場合、SEOというワードに対応するページが分散され、ユーザーにとって濃い内容の記事になりません。記事を追加する場合は、過去のSEOの記事に対して加筆していく必要があるという事になります。また、子ページを作るのも良いかも知れません。
どのぐらい記事を書けば結果が出るのか?これは、本当の所わかりません。しかし、多くの人がある程度のページ数になった時点で検索順位が上がり始めると言われています。上記の内容で実際に運用し、100記事ぐらいからだんだんと結果が現れ、別の世界が見えてくる。と言われています。
ホームページの評価を上げるという事
手間暇かけて、毎日良い内容の記事を書き続けるには、大変な労力が必要になります。途中であきらめてしまう事もしばしば。私も集中的に記事作成を進めると、そのペースを長く続けることが苦しくなり、これまで挫折を繰り返しています。(ネタも無くなりますし結果が出ないのも苦しみの一つですね)
ホームページ評価というのは、Google検索で上位に表示される事。と、ずっと書いてきましたが、本当は、読んでくれるユーザーにとって、意味のある。価値のある記事を書き続け、無数にあるインターネット上の記事から、自分の記事を一人でも多く見つけてもらう事。と考え、記事は一つ一つ見てもあまり価値がないと思えるものですが、多くの時間と労力で生み出した記事の集合体は、インターネット上に正確にインデクスされ、ホームページのサーバー費用を払い続ける限り、将来に渡り残り続ける資産となります。
フリーランスや個人が長い年月、書き綴ったブログやホームページは、大企業のホームページを上回る価値を生み出すこともあります。また、ブログやホームページのオーナーの人となりが現れるため、仕事を依頼するか判断する最高の履歴書となります。
アクセス数や検索順位にあまり振り回されず、良い情報を多くの人に伝える。という意思をもって、淡々と更新続ける事が大切だと考えています。
SEOの情報を得るツールの紹介
SEO対策に欠かせないツールを少し紹介します。
WordPressプラグイン ALL IN ONE SEO PACK(オールインワンSEOパック)
WordPressの管理画面よりインストール可能なプラグイン。基本機能だけなら無料です。
記事単位でのタイトルやディスクリプション設定や、SNSにも対応したアイキャッチやタイトル設定も可能。Googleアナリティクス(総合的なアクセス解析)も簡単設置が出来ます。他にも書ききれないほど多機能です。
SEOチェキ(SEO解析ツール)http://seocheki.net/
ホームページのタイトルやディスクリプション、ページの表示スピード、サーバー情報、Googleへのインデックス数(登録数)検索順位確認、キーワード出現率、発リンクチェック(自分のサイトから外部サイトへのリンク状況)。ライバル会社の情報も取得できるので、見本にしたい会社の情報を調べて参考にする事も出来ます。
ラッコキーワード(キーワードリサーチ)https://related-keywords.com/
無料で利用できるキーワードリサーチツール
調査したいキーワードを入力すると一瞬でキーワードリサーチに必要な情報を収集してくれるマーケティングや記事・動画などのコンテンツ設計に役立つツールです!
コンテンツマーケティング
記事を増やしていく事。記事だけでなく、サイトに訪問するユーザーが欲しいと思うコンテンツを提供する事で、アクセスを少しづつ増やしていき、ナチュラルリンクやSNSでの評価も上げていける。(最近のブログはSNS連携が可能です。SNSの“いいね”や“フォロー”等の評価はSEOにも影響する)これらの対策を施すことで、長期的にアクセス数を安定して増やしてき、自社の売上や目的を達成する。こういった対策を、コンテンツマーケティングと呼び、これまでのインターネット戦略の中でも、特に中小企業や個人にとって有効な方法であると、思います。自分のメディアを作る!これを目標に頑張りましょう。
お役立ちリンク集
WEB上で、サイト運用やクリエイティブにとても便利なサービスが増えています。
随時更新したいと思いますので、ご活用ください。
ラッコツールズ🔧 | サクッと使えるWebツール
ラッコツールズはちょっとした便利なWebツールを提供するサイトです。「ユーザー登録なし」「直感的に使える」「サクサク動く」Web系のツールを中心に、多様なジャンルを展開していきます。追加・改善の要望どしどしください!
構造化データ マークアップをテストする | Google 検索セントラル | Google for Developers
構造化データの実装に問題がないか「スキーマ マークアップ検証ツール」でご確認ください。Google 固有のエラーは「リッチリザルト テスト」から確認できます。
AI等は、具体的な不明点を確認したりなかなか聞けない質問も答えてくれる。SEOについてはさすがネットの住人、かなり詳しく答えてくれるので重宝します。BardはGoogleのAIですがGoogleアカウントがあれば、簡単に利用できるので便利です。
Gemini - chat to supercharge your ideas
Bard is now Gemini. Get help with writing, planning, learning, and more from Google AI.
編集後記
今回のテーマは、書くかどうか迷いました。何故迷ったかと言うと、それは自分のサイトがまだ現在進行系だからです。
SEO対策やコンテンツマーケティングは、セミナーで勉強したものや、何冊かの書籍、インターネット上での記事などを元に、方法論を勉強したものです。今回は一般的なものだけを掲載しましたが、これは、まだ自分で自慢できるほどの結果を出していないという事もありました。
毎日更新ブログを始めたのも、出来る時だけ記事を書こうと思っていると、忙しい毎日を言い訳に、ついつい更新をサボっていまい、段々と更新されなくなってしまう事がきっかけです。これではやっと興味を持って頂き始めたユーザーを失望させることにもなる。そこで、大々的に毎日更新!と発表し無理やりにでも更新すると決めました。
今の所、WEBマーケティングの素晴らしい結果を紹介出来ない以上、現在進行系で、努力していく姿を記事として書き続けることしか無いと思いました。
現時点、2020年5月では、効果や結果は出ていません。記事数も固定ページ含めてもまだ60ページ程度。
これから、毎日更新頑張っていけば、数ヶ月で軽く100から200記事となる予定です。その頃にまた、どう結果が出ているかこのブログで発表できたらと思っています。
これからホームページを始める方へ、一人では不安ですので私と一緒に頑張って行きましょう。
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AdClip[アド・クリップ]
代表 大津山 倖雄
クリエイティブディレクター
アートディレクター
Webディレクション、イラストレーション他、専門学校講師
1973年生まれ。福岡市で広告企画・制作に携わり30年以上。大手広告代理店の下請け会社で、グラフィックデザイナーを経験。その後、福岡の制作会社や広告代理店勤務を経て、平成18年4月に退職し、19年には個人事務所として独立。同時期、福岡デザイン&テクノロジー専門学校(旧 福岡コニュニケーションアート専門学校)にて講師契約。現在は、グラフィックデザイン、イラストレーション、WEBデザイン、WEBマーケティングに携わり、様々なクリエイターと共に制作を中心に業務を行っている。