ホームページは自分でも作れるのか?
今回のテーマは、ホームページ制作についての基本的な話になります。グラフィックがある程度出来るようになれば、自由にホームページのデザインを作ったり、ボタンやバナー等ホームページの素材を作ることが出来るようになります。
会社や個人でホームページも作ってみたいと思った時に、制作会社にお願いするのか、自分で作り上げるのか、どちらが良いのか迷いますね。
そういった方に、ホームページ制作について、ご説明いたします。
まず、最初に、ホームページは自分で作るのがベスト。また、ツールはWordPressが一番です。ただし、ある程度の知識と手間暇がかかります。それより早く作りたい人、WordPressで作るための勉強が面倒な人は、以下のサービスもご検討してみて下さい。
無料で作れるホームページ制作サービス
WordPressなんかはちょっと難しい…。という方に、無料で簡単に作れるホームページ制作サービスをご紹介。思ったより高性能で、プロ仕様で使えるんでない?というおすすめサービス。
Jimdo[ジンドゥー]
ジンドゥー https://www.jimdo.com/jp/
ジンドゥーは、ホームページを無料で簡単に作れるサービスです。
特徴としては
- レスポンシブ対応
- 美しいレイアウトで作成
- 広告表示有り/有料で非表示に出来る
- スマホのみでも作成出来る
ユーザー数も多く、しっかりしたサービスのように思えます。ネットショップも制作可能らしく、有料ですが独自ドメインも取得できます。広告無しで独自ドメインにすれば、自社サイトとしても利用できますね。月額1000円程度〜費用はかかりますが、低料金といえます。
BASE[ベース]
BASEは、無料で“ネットショップ”を作れるサービスです。
特徴としては
- 広告表示はありません
- 美しいレイアウトが利用できる
- 商品登録数も無制限
- ネットショップ向けの様々なシステムが利用可
- 各種決済システムがすぐに利用可
- 決済手数料がかかる【3.6%+40円】
他にいくつかのネットショップサービスはありますが、運用に関わる費用が無料で行けるのは、ここだけかと思います※私調べ 決済手数料も高額とまではいかないレベルですので、全体的に良心的なサービスのような気がします。実際にやってみれば問題点などもあるかもしれませんが、費用的に考えて、一度やって見る価値はあります。
初めてネットショップを立ち上げる人や、現状はまだあまり利益が見込めない場合など、とりあえずやってみるという人におすすめです。そして良ければ本格的に販売してもいいですね。
Amoeba Ownd [アメーバ オウンド]
Amoeba Ownd https://www.amebaownd.com/
Amoeba Owndは、あのアメブロ(サイバーエージェント)が運営するホームページ制作サービスです。大企業なので技術面もサービス面も安心感はありますね。
特徴は
- レスポンシブ対応
- 美しいレイアウトが多数選べる
- Owndヘッダ/フッタの表示 /有料で外せる
- 広告表示 /有料で外せる
- アメブロやSNSと連携をさせる
- 簡単にネットショップも開設出来る
- スマホのみでも作成出来る
- 独自ドメインは有料で利用できる
有料と無料で、明らかに差がありますね。無料であれば、広告やヘッダー等にも、Owndのロゴやボタンが設置された状態です。有料のプレミアムプランの場合は月額960円(税込)/年額9,600円(税別)と、そこまで高額ではありませんので、有料での利用ならなかなか高性能な感じがします。
Wix[ウィックス]
素材を、ドラッグするだけで、直感的にホームページを作れるサービス。デザインも美しいレイアウトが豊富でスタイリッシュなホームページが作れます。
特徴としては
- レスポンシブ対応
- 美しいレイアウトが多数、カスタマイズが簡単
- 広告表示/有料で外せる
- 簡単にネットショップも開設出来る
- 独自ドメインは有料で利用できる
- 有料で多数の機能が使える[ビジネスプラン等]
- 日本語表記ではない
英語の表記になっているようですが、実際作業は簡単なので、英語が苦手でも何とかなるようです。有名サイトで、デザインがすごく良いので、おすすめのサービスといえます。レイアウトも簡単ですので。
上記で4サービスご紹介しましたが、実際に私が利用しているわけではないので、情報としては書きましたが、実際にサイトで内容を確認し、出来れば実際にしばらく使ってみると良いと思います。
WordPressの利用
冒頭にも書きましたが、ベストはWordPressで作成することです。機能面やデザイン面では、どのサービスも素晴らしいと思います。場合によっては、無料サービスとはいえ、高い売上を上げたり、アクセス数も稼げる可能性もあります。
しかし、上記サービスは、あくまでも他社のサービスを利用しているという事になります。
- 多数の人が自由に扱えるインターフェースを作るには、それだけで多くのリソース(システム的な処理能力)が必要です。そのため、Wix等の高度なインターフェースを持つサービスは、表示スピード等のレスポンスが下がってしまう恐れがあります。同等のサーバーを利用するのであれば、自分で構築したものがより良いのは明らかです。
- サービス終了の可能性があります。自社で構築したものであれば、最悪レンタルサーバーが変わる事はあっても、データの引っ越しで済みます。しかしホームページ制作サービスを利用した場合、各社の規約にのっとり、データの引っ越しは不可能な場合が殆どで、これまで構築してきた資産でもあるホームページのコンテンツを失ってしまう可能性もあります。
- SEOに対応していると、語っているサービスといえど、実際に手間をかけて、自分で構築したホームページにSEO対策を施したものと比べると、どうしても差が出てくるでしょう。大半は、見た目と作業能率を上げるためのインターフェースを重視していますので、アクセスアップに関してはWordPressが一つ上かと思っています。ただし、WordPressで構築する場合、SEO対応プラグイン等の知識が足りなければ無料サービスに及ばない可能性もあります。
データ的な資産を自社で管理し続ける事は、長い目で見た場合は大変意味のある事です。大抵のサービスは終了してしまう事が多く、売上の多くをホームページの集客に頼る事になった場合、サービス終了までは無かったとしても、料金の値上げや、システム仕様の変更など、色々と振り回される可能性があります。
自社で培っていくノウハウは、それが自体が資産となりますので、WordPressぐらいのものであれば、多少の勉強で利用可能ですので、これを機に、チャレンジする価値はあると私は思います。
▼WordPressについては過去の記事をご覧ください。
今回は、様々なホームページ制作の可能性の話をしましたが、良いサービスは他にも沢山あります。当然、企業として資産価値のあるホームページ制作はWordPressを使い、制作会社に依頼して作成したとしても、個人や趣味のホームページなら、無料のもので十分に使えると思います。
多少の費用を支払えば、無料とわからないレベルになります。
利用する用途により、柔軟に選んで作ってみる事が大切かと思います。
今後のデザイン講座予定
★クリック!で下に表示★ デザインに関する授業予定。変更する場合もあります。
- グラフィックデザインの必要性。誰にとって必用なスキルなの?
- DTPとは? 必要なノウハウや業界について
- DTP/宣伝用チラシやポスターを自分で作れるのか?
- DTP/デザイナーから見る 印刷技術・印刷業界について
- DTP/【フォント】書体・文字・組版について
- DTP/印刷入稿時のデータチェックについて
- DTP/専用アプリケーション(Adobe Illustrator.Photoshop)について
- WEBサイト/ホームページは自分で作れるのか?
- WEB関連/ブログパーツやバナー制作等
- WEB関連/CMSについて WordPress活用法
- WEB/WordPressをつかったホームページ制作※技術レクチャー〈不定期掲載〉
- Adobe Photoshopテクニック1
- Adobe Illustratorテクニック1
アド・クリップ クリエイティブマガジンのコンセプト
私たちのコンセプトは、クリエイターやものづくりに関わる皆さんに、役立つ情報を提供することです。
デジタル技術は、将来の収入源として非常に重要です。
しかし、学び始める際にはいくつかのハードルが立ちはだかります。
学校や書籍、ネット上の情報は、時には難しく感じられ、成果が得られないのではないかと不安に感じることもあるでしょう。
そこで、私たちは効果的な学び方を提案します。
私たちのコンセプトは、クリエイターやものづくりに関わる皆さんに、役立つ情報を提供することです。
デジタル技術は、将来の収入源として非常に重要です。
しかし、学び始める際にはいくつかのハードルが立ちはだかります。
学校や書籍、ネット上の情報は、時には難しく感じられ、成果が得られないのではないかと不安に感じることもあるでしょう。
そこで、私たちは効果的な学び方を提案します。
次のポイントを重視した方法です
- 無駄を省くこと
- 技術を効率的にマスターする方法を見つけること
- 重要なポイントに焦点を当てること
- 学びを楽しむこと
- AI技術を活用して必要な知識を得ること
- 書籍やネットには載っていない重要な情報を提供すること
- 習うより慣れることを重視すること
特に、ChatGPTなどのAIツールは、デジタル技術のサポートに24時間対応しており、AIの活用方法についてもこのブログでご紹介します。
無駄な専門用語や不要な情報を排除し、効率的に学び、成長する道を提供します。デザインもシンプルで自己満足に陥ることなく、重要なスキルに集中します。
AdClipクリエイティブマガジンは、ビジネス層から一般の方まで、学びたいと思うすべての皆さんに向けて、役立つ情報を提供し続けます。
私たちのコンセプトに共感いただける方は、ぜひSNSのフォロー、YouTubeチャンネルの登録、ブログのブックマークなどをお願いいたします。
皆さんと一緒に成長し、未来へ向けて進化し続ける姿を楽しみにしています。
AdClip[アド・クリップ]
代表 大津山 倖雄
クリエイティブディレクター
アートディレクター
Webディレクション、イラストレーション他、専門学校講師
1973年生まれ。福岡市で広告企画・制作に携わり30年以上。大手広告代理店の下請け会社で、グラフィックデザイナーを経験。その後、福岡の制作会社や広告代理店勤務を経て、平成18年4月に退職し、19年には個人事務所として独立。同時期、福岡デザイン&テクノロジー専門学校(旧 福岡コニュニケーションアート専門学校)にて講師契約。現在は、グラフィックデザイン、イラストレーション、WEBデザイン、WEBマーケティングに携わり、様々なクリエイターと共に制作を中心に業務を行っている。