DTP/専用アプリケーション Adobe Illustrator.Photoshop について

Illustrator [イラストレーター]
Photoshop[フォトショップ]について

今回はDTPに欠かせない、アプリケーション、Adobeイラストレーターとフォトショップについて説明します。業界の人でなくても、割と知っている人も多いソフトですが、その性能やデザイン業界での必要性などの話をしたいと思います。

Adobeアプリ起動画面

グラフィック系のアプリでは最大手のAdobe[アドビシステムズ]

Adobeロゴ

まず、これらのアプリケーションを販売している会社について。会社名は正式には“アドビシステムズ”一般的にはアドビやアドビ社と呼ばれています。日本法人は“アドビ株式会社”です。

デジタルでモノづくりをするクリエイターにとって、必須のグラフィックツールを販売し続けている会社で、PhotoshopやIllustratorをはじめ、flash、InDesign、After Effects、Dreamweaverなど、どれも業界で最高峰のアプリをパッケージとして販売しています。

アドビ社は、アメリカの非常に大きな会社で、当時WEB関連ツールの第一線であったMacromedia[マクロメディア]社を買収するなどし、あらゆる分野の最高峰の技術集約して販売しているようです。

Illustrator[イラストレーター]について

イラレロゴ

▲イラストレーター(CS6)の起動動画

イラストレーターは、略して“イラレ”などと呼んでいますが、そのイラレはDTP作業をするための、唯一と言っても良いアプリケーションで、これがないと仕事ができないというものです。※機能は劣るがフリーソフトでベクター対応ソフトはいくつかあります。また、アプリの名称である「イラストレーター」は、イラストを描く職業である“イラストレーター”と同じな事もあり、当然、イラストや絵を描くためのツールだと思いがちですが、実際は、イラストを描く事もできるが、主な用途は文字編集など、グラフィックデザイン全般の表現を行う事が主な作業になっています。

グラフィックアプリの中でもめずらしい“ベクター(ベクトル)系”のアプリケーションです。ベクター画像とは、図形を点(アンカーポイント)と点を線で結び、図形を表現する描画方法で、美しい曲線や、解像度にとらわれないデータを扱えます。主に印刷物を作ることに特化している印象です。

とにかく、テキストのグラフィック的な編集はダントツに優れているので、DTPのメインツールの座はIllustratorで、揺るぎないものになっています。

Photoshop[フォトショップ]について

フォトショロゴ 

▲フォトショップ(CS6)の起動動画

フォトショップは、略称(フォトショ)などと呼ばれています(あまり短くなってませんね(笑))。このフォトショは、イラストレーターとは全く別の“ラスター系”ソフトです。画像は、ドット(ピクセル)の集合体で、点の並びで画像を表現しているものです。最近では、一般的にも認知されるようになっており、皆さんフォトショップといえば、写真加工用の道具という認識で、実際そのとおりです。ただ、具体的な画像処理については、“総合的に優れている”といった印象で、簡単に言えば何でも屋さんですね。特殊なフィルターで面白いエフェクトを作る、精密な画像修正(レタッチ)作業、色彩の微妙な調整、画像サイズや保存形式、カラーモード、アニメーション作成、3Dソフトとの連動、全自動で加工する自動処理、高度なペイント機能など、とりあえず一つあれば大抵の画像関係の作業はOKといった道具ですね。グラフィック業界では最も一般的なソフトです。

アド・クリップデザイン講座という名前で、記事を書いていますが、アドビのイラレとフォトショを抜きにして語れません。今後も、このアプリケーションを中心とした内容の記事を書いていきたいと思います。

2023.2月追記

記事作成時点でのバージョンが、AdobeCS6を利用してました。現在はAdobeCCに移行し、定期的に最新のバージョンで作業を進めています。作業環境は、最新のものにしておく事で新しい技術をいち早く取り入れる事も出来ます。
因みに、今回この記事でご紹介しているAdobeIllustratorとAdobePhotoshopについては、バージョンが古いものではありますが、実際に仕事として作業する上で、大きな問題はありません。
Illustratorの場合は、上位バージョンで保存したファイルを開いて編集出来ないという問題はありますが、上位バージョン側で、下位のバージョンへの互換性のある保存も可能です。
また、別の記事で具体的な使い方もご紹介していきたいと思います。

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